「崖東夜話」新しい日本の精神文化を語る ー湯島神田上野地域の六つの文化・宗教施設による共同イベントー

東京文化資源会議は、六つの文化・宗教施設(アッサラームファンデーション、寛永寺、神田明神、ニコライ堂、湯島聖堂、湯島天満宮)と連携し、異なる思想倫理宗教を率直に理解し合い、新しい精神性や宗教性のこれからのあり方を考える共同イベント「崖東夜話」を10月27日(火)に開催いたします。

都心北東部地域の文化資源の発掘・保全・活用を推進している東京文化資源会議のプロジェクトの一つである「湯島神田上野社寺会堂研究会」は、当該地域周辺の文化・宗教施設関係者とともに、諸施設がこれまで果たしてきた社会的役割の評価と現在の問題点を整理する活動を行いながら、今後の日本における社会理念・社会倫理形成において果たすべき役割を様々な角度から考えてきました。これまでの活動を踏まえ、今回、初の共同イベントとして「崖東夜話」(がいとうやわ)を開催いたします。

「崖東夜話」とは本会議による造語で、企画に参加する多くの文化・宗教施設が、本郷台地その他東京の東の台地にあり、崖の下には昔は海が広がっていたことから、「崖の東で、夜静かに、普段忙しくて忘れていることを語り合おう」という思いで名付けました。

その開催の社会的目的として、一つが湯島神田上野地域に存在する、文化・宗教施設の歴史的・文化的・社会的意義を再発見し、これからの日本社会における豊かな精神文化醸成の重要性について考えるきっかけとすると同時に、昼間の喧騒を忘れ、夜という時間帯で開催することで、ゆっくり、じっくり、ものを観たり、学んだり、考えたりする新しいナイトライフ・生活スタイルを社会に提案いたします。

本イベントを通じて、異なる思想倫理宗教を率直に理解し合い、新しい精神性や宗教性のこれからの在り方を考えるきっかけとなることを願っています。また、こうした複数の文化・宗教施設が一同に介してのイベントは世界でも珍しく、国内外における新たな文化資源を活かした試みでもあります。

​■「崖東夜話」について
開催日時:2020年10月27日(火)18:30〜23:00

<タイムテーブル>
第1部、第2部は6施設同時開催による講話(一部、演奏)および鼎談。第1部と第2部の場所は入れ替え制。第3部は第2部の各施設にて登壇したコーディネータらが集まったラウンドテーブルを神田明神で開催いたします。

第1部:「音のひびき」18:30〜19:30
6施設にて開催。各施設定員5名

・アッサラームファンデーション
演題「お祈りの呼びかけとクルアーンの読誦」モハメッドナズィール(代表)
・寛永寺
演題「声明のお話」宮部亮侑(執事)
・神田明神
演題「雅楽のお話と演奏」菊池重光(禰宜)
・ニコライ堂
演題「正教と聖歌のお話」対中秀行(主任司祭)
・湯島聖堂
演題「中国古典音楽のお話と演奏- 江南の胡琴(南胡)と二胡について -」坂田進一(古琴家)
・湯島天満宮
演題「祝詞について」押見 匡純(権宮司)

・第2部:「魂のかたち」20:30〜21:30
ホスト、コーディネータ、ゲストによる鼎談と参加者を含めた懇談。
6施設にて開催。各施設定員5名

・アッサラームファンデーション
コーディネータ:吉見俊哉(東京大学教授)、ゲスト:酒井啓子(千葉大学教授)、ホスト:モハメッドナズィール(代表)
・寛永寺
コーディネータ:齋藤希史(東京大学教授)、ゲスト:ロバートキャンベル(国文学研究資料館館長)、ホスト:宮部亮侑(執事)
・神田明神
コーディネータ:中村雄祐(東京大学教授)、ゲスト:諏訪道彦(TVプロデューサー)、ホスト:岸川雅範(禰宜)
・ニコライ堂
コーディネータ:中島隆博(東京大学教授)、ゲスト:山内志朗(慶應義塾大学教授)、ホスト:対中秀行(主任司祭)
・湯島聖堂
コーディネータ:張競(明治大学教授)、ゲスト:鶴岡真弓(多摩美術大学芸術人類学研究所所長)、ホスト:宮本英尚(斯文会 常務理事)
・湯島天満宮
コーディネータ:横山泰子(法政大学教授)、ゲスト:東雅夫(文芸評論家)、ホスト:押見匡純(権宮司)

・第3部:ラウンドテーブル「崖東夜話を語る」
神田明神 祭務所地下ホールにて開催。定員50名(招待枠20名含む)。
ゲスト:宇野求(東京理科大学嘱託教授)、齋藤希史(東京大学教授)、清水祥彦(神田明神宮司)、張競(明治大学教授)、中島隆博(東京大学教授)、中村雄祐(東京大学教授)、横山泰子(法政大学教授)、吉見俊哉(東京大学教授、司会)

■参加方法
参加人数:30名(第1部、第2部は各施設5名、第3部は30名全員)
旅行代金(大人お一人様):33,800円 ~ 37,800円

崖東夜話へは、以下の1泊2日の旅行商品(旅行企画・実施 JTBガイアレック)のみでのご参加となります。また、第1部から第3部までの通しでのご参加の申し込みとなります。
<参加の見所>
①崖東夜話の第1部~第3部と宿泊、翌日の特別拝観がセットになったスペシャルプラン
②神田明神にてプロジェクションマッピング「妖怪歌舞伎引幕」を上映(18:00~23:00(仮))。
③宿泊の翌日、神田明神「資料館」と湯島聖堂「大成殿」への特別ツアーにご参加いただけます。
▼お申し込み詳細はこちらから
https://www.jtb.co.jp/tabeat/List.asp?TourNo=e5885586e0434874b1d707d0

■「崖東夜話」ウェブサイト
https://www.gaitou-yawa.org/
各プログラムおよびゲスト等の詳細プロフィールを掲載しています。
また、東京文化資源会議ガイドブックの記載に基づき、崖東夜話が対象とするさまざまな文化資源をインターネット地図「ぶらり」にて表示しています。ぶらりでは複数の地図を切替えながら楽しむことができ、「崖東夜話ぶらり」では江戸から昭和の5枚の地図と地形がわかる標高地図を用意しました。散歩しながらお手元のスマートフォンでアクセスすると、崖東夜話ゆかりの文化資源巡りを楽しむことができます。今後、より深い情報を掲載した「精神文化ぶらり」も展開を予定しています。
その他、勁草書房より、「崖東夜話」に関する書籍を出版予定です。

■主催:東京文化資源会議/アッサラームファンデーション/寛永寺/神田明神/ニコライ堂/湯島聖堂/湯島天満宮

■協賛:株式会社JTB, NOHGA HOTEL UENO TOKYO, NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO