神田祭ラボお披露目会開催レポート

神田祭ラボお披露目会開催レポート

2017年4月22日(土)に神田明神祭務所地下ホールで開催された、シンポジウム「神田祭ラボお披露目会」は、事前申込みをされた方々のほか、当日神田明神を参拝されていた方々なども含め約50名の方にお集まりいただき開催されました。

神田祭ラボお披露目会

神田祭ラボお披露目会


お披露目会では、真鍋陸太郎神田祭ラボ・プロジェクトコーディネータ(東京文化資源会議/地図ファブ)からの趣旨説明の後、清水祥彦神田明神権宮司から「ワクワク」する神田祭にしていきたいとのご挨拶をいただきました。
清水祥彦神田明神権宮司からの挨拶

清水祥彦神田明神権宮司からの挨拶


中村雄祐東京大学教授による基調講演では、神田祭が江戸時代からその時々の話題を含んだ楽しい企画を取り入れてきたことを当時の様子がわかる絵巻物をもとに話題提供されるとともに、中村教授とともに神田祭ぶらりコンテンツ・マネージャを務める鈴木親彦氏と中村教授とで神田祭ラボで提供される神田祭ぶらり、神田祭ライブ、神田祭本棚の制作過程などが説明されました。その後、Strolyの高橋徹氏からは神田祭ぶらりの、ゼンリンの荒井翔己氏からは神田祭ライブの機能についての詳細なお披露目が行われました。お披露目中には、神田祭ぶらりをダウンロードいただき、参加者の皆様にも実際にアプリを試用していただきました。
中村雄祐東京大学教授による基調講演

中村雄祐東京大学教授による基調講演


高橋徹氏による神田祭ぶらりの紹介

高橋徹氏による神田祭ぶらりの紹介


荒井翔己氏による神田祭ライブの紹介

荒井翔己氏による神田祭ライブの紹介


後半のパネルディスカッション「五感で楽しむ祭の温故知新」では、中村教授の司会のもと、高橋徹氏(前出)、高橋佳代子氏(株式会社社員食堂おやさい350 活動家)、玉置泰紀氏(株式会社KADOKAWA)、岸川雅範氏(神田明神権禰宜)が登壇し、神田祭ぶらりで提供されるコンテンツをスクリーンに投影しながら、神田祭や神田という街が、江戸時代から現代まで様々な五感で楽しむことができるものであるという討論が行われました。江戸時代のレシピを再現した料理の話題から、ケロロ軍曹の山車が秋葉原周辺を練り歩いた際の話題まで、神田祭をいかにして楽しむかの内容で会場の笑いも誘いながらの楽しい討論となりました。
パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子


お披露目会後には、神田明神の特別な計らいで、希望者の方々には「神田明神資料館」をご案内し、神田祭ぶらりに活用した絵巻物などをご覧いただきました。