本ラウンドテーブルでは、「大学はもういらない?」と題して、既存の教育システムの外で行われる知的活動に光を当て、その魅力や可能性を考えます。
歴史的に見ても、知的な学びとその発信は大学教育のみが担ってきたわけではなく、ヨーロッパではアカデミーやサロン、日本では江戸時代の私塾、松下村塾や蘭学塾、明六社といった個人やグループの活動は近代化に大きな役割を果たしてきました。
加えて、知のインフラを支える書物(同人誌やzineを含む)や空間(書店やカフェ、コワーキングスペース)の存在は欠かせないものです。これらを考えたとき、人的資源を含めた文化資源豊かな神保町及びその近隣地区(本郷、湯島等)という場で何が可能なのか。
大学教員から在野研究者、勉強会コミュニティーやzineの参加者、出版流通関係者、学生など多様な立場から意見を交わし、新たな学びの場としての塾文化の創造を考えます。
■企画概要
日時:2025年5月5日(月)13時30分~15時30分(開場:13時)
場所:ソラシティカンファレンスセンター Terrace Room
参加:無料(定員80名)
*本企画は、ひじりばし博覧会2025の一企画として実施しています。
■プログラム
13:30-13:35 趣旨説明:加藤聡(大阪大学特任研究員)
13:35-13:45 問題提起:谷島貫太(二松学舎大学准教授)
13:45-15:15 ラウンドテーブル
加藤聡(大阪大学特任研究員):司会
吉田恭子(東京文化資源会議)
石原楓(専修大学植村ゼミ学生)
荒木優太(在野研究者)
菊地映輝(武蔵大学准教授)
椎原晶子(國學院大学教授、たいとう歴史都市研究会理事長)
谷島貫太(二松学舎大学准教授)
玉川博章(日本大学等非常勤講師)
福地史人(月花舎オーナー)
吉見俊哉(東京文化資源会議会長)
15:15-15:30 聴講者からの質疑応答