「出版・本の街」神保町の可能性を発展的に見直し、日本の豊かな出版文化を世界にアピールしていく拠点としての役割を論じ、神保町発の新しい本の文化と街の文化をさらに発展させていくための課題と展望を語り合うため、10月23日に第3回神保町シンポジウム「神保町と本の文化の未来」を開催しました。
東京文化資源会議主催のもと、神保町文化発信会議(活字文化議員連盟、出版文化産業振興財団(JPIC)、東京文化資源会議、本の街・神保町を元気にする会、文字・活字文化推進機構、読売新聞社)共催のもとに開催されたシンポジウムには、来賓および一般参加者を含めて150名以上の人が集まりました。
冒頭、開会の挨拶として、活字文化議員連盟会長で上川陽子 衆議院議員によるご挨拶をいただきました。

続いて、来賓挨拶として、活字文化議員連盟事務局長で笠浩史 衆議院議員によるご挨拶をいただきました。

つづいて、基調講演として樋口高顕 千代田区長による「神保町の魅力を世界に」と題して、千代田区における神保町のまちづくり政策や地域の関係者らと設立した協議会によるアンケート結果、今後の神保町の可能性についてお話いただきました。

続いて、神保町関連プロジェクトの活動報告として、東京文化資源会議ディレクターの加藤聡より、東京文化資源会議による神保町プロジェクトのこれまでの取り組み、今後の展開についてお話させていただきました。

お話のなかで、1月18,19日に開催する「Zine & Book フェス in 神保町」のイベント概要についてお話させていただきました。
現在、Zineブースの出展者の募集、及び、一般参加者の事前申し込みを受付中です。
また、出版文化産業振興財団、文字・活字文化推進機構から、それぞれの神保町に関するお取り組みについてご報告いただきました。
つづいて、座談会「本の文化・街の文化の新しい方向性:神保町から考える」として江草貞治(有斐閣社長)氏、金承福(クオン社長)氏、由井緑郎((ALL REVIEWS㈱社長)氏、司会は植村八潮(専修大学教授)氏より、神保町のまちの風景やあり方、今後の可能性についてお話いただきました。

最後に、東京文化資源会議 会長である吉見俊哉より、閉会の挨拶をもとに行い、会は盛会に終了しました。

引き続き、東京文化資源会議では、神保町に点在する様々な歴史・文化資源を活かしたプロジェクトを立ち上げ、国内外に向けた神保町モデルを創出するための取り組みを行ってまいります。